今回の”What's New ”のコーナーでは、3月11日に開催された第1回京都マラソンの模様と、東京マラソン2012をいつもと少し異なった視点からご紹介します。


京都マラソン2012 京から明日へ

 大阪、神戸に続く京阪神ビッグシティマラソンの最後を飾る京都マラソンが、3月11日に開催されました。勿論第1回大会です。
奇しくも東日本大震災の一周年の日になりました。いろいろはチャリティーエベントが企画され、被災地区の参加希望者のために特別枠も用意されました。
 幸運なことに3.2倍の抽選に当選し、第1回京都マラソンを走る機会に恵まれました。

 風光明媚な京都の街を走るコースで、京都の7か所の世界文化遺産を巡ります
(太字が世界文化遺産)

 西京極総合運動公園 (スタート)

→ 嵐山 → 天龍寺 → 大覚寺

→ 広沢池 → 仁和寺 → 龍安寺

→ 平野神社 → 金閣寺 → 今宮神社

→ 上賀茂神社 → 府立植物園

→ 宝ヶ池 京都国際会館 → 賀茂川

→ 下鴨神社 → 銀閣寺

→ 平安神宮 (フィニッシュ) 


 スタート会場で日医ジョガーズの仲間と記念撮影
この大会では参加ランナーの内で医師で救護協力してくれる人を、ドクターランナーとして登録する制度を採用しています。

 
午前8時30分スタートです背中のナンバーカードには、震災の復興への思いの言葉が込められています。

スタートしてしばらくすると桂川の堤となり、まもなく渡月橋が見えてきます。
 
嵐山を抜けてコースが狭くなってきたら、突然レースがストップされました。
 何でも緊急車両を通すためにレースを中断したそうです。かなり待たされに皆イライラしていました。


 
広沢池の横を通過するランナー


 
仁和寺前の賑やかな応援では、お寺のお坊様も大勢で大声援です。
 金閣寺前ですが、残念ながら中は全く見えません。
 今宮神社前のエイドステーション
今大会のエイドは充実していました。

 賀茂川沿いの美しいコース

 宝ヶ池、京都国際会館への急な坂道
 この坂の途中で心肺停止患者が出ましたが、幸いAEDで一命を取り止めました。

 比叡山をバックにした宝ヶ池国立京都国際会館



 京都は大学が多いので、大学の応援団やチアリーダーが沿道盛り上げ隊として頑張ってくれました。

 
 ここから賀茂川の河川敷コースになります。
 正直言って狭くて走りにくく、要改善でした。


  大文字山をバックにした銀閣寺付近


 平安神宮の大鳥居の向こうがフィニッシュゲート
 いつもながらの感激の場面が見られます。

 ゴール後に舞妓さんと一緒に記念撮影というサービスもありました。

 右は参加賞Tシャツと完走メダル

京都マラソンは今回が第1回でした。
色々な問題点が指摘されています。
アクセス、トイレ、レース中断などです。
救護所も12か所しかありませんでした。
とくにコースについては再考が必要です。
来年はもっと素晴らしい大会になるでしょう。
参考資料 同日開催の名古屋ウイメンズマラソン2012の完走賞
 ティファニーのペンダントです。
 お店に持って行けば有料ですが完走タイムを彫ってもらえるそうです。




東京マラソン2012、TOKYO MARATHON 2012

 今年の東京マラソンは、2週間後に第1回京都マラソンと第1回名古屋マラソンを控えていることもあり、抽選倍率が昨年より少し低下しました。それでも9.5倍の狭き門です。フルマラソンには35,500人の選手が参加し、活動したボランティアが10,700名、沿道では130万人の観衆が声援を送りました。
 日医ジョガーズも10q地点からゴールまで、コースを走りながら医療監視を行いました。

(1) 大会を楽しむ選手と応援団



 
色々な仮装をして走るランナー達

 他にも周りをあっと言わせる扮装が一杯ありました

 右はカモメのランナー集団 
これだけ人数を集めるのには、この9.5倍の人数で応募する必要があり、不思議な団体

 下は盛り上がる応援団
 応援でも楽しむのが東京マラソン流




(2) 大会を支える力と盛り上げる力


 給水の準備をするボランティア(左)、黄色のウエアはコース整備担当ボランティア(中)、スペシャルドリンクは陸連担当(右)


 選手の勇姿を撮影(後で販売、左)、最後尾にも白バイ隊(中)、関門が閉鎖されるとすぐに清掃車が道路整備し、封鎖解除(右)


 
3万5千人分の手荷物受取り所(左)、唯一コース上を走れる日本テレビの電気自動車(中)、「カスガー」と声援が飛び交う芸能人(右)

(3) 2012年の大会だから

完成して5月の開業を待つばかりの東京スカイツリー
 
 
チャリティーランナーは参加記念Tシャツにメッセージが書き込めます
 
今年は3000人の定員枠が、10万円以上という寄付金にも拘わらず、すぐ満杯になりました