この夏は東欧のクロアチアとスロベニアを訪れました。どちらも旧ユーゴスラビアの共和国でした。ヨーロッパでは観光地としてよく知られているそうですが、近年日本でも人気が高まっています。今回の"What's New"では、その旅行の模様をお伝えします。


2024年クロアチアとスロベニアの旅

 クロアチア


 正直なところ今回の旅行が決まるまで、よく知りませんでした。

 クロアチアとスロベニアはどこにあるのか?
 どんな国か?
 何があるのか?

 旧ユーゴスラビアだったらしいのですが、そもそもユーゴスラビについても、殆ど何も知りませんでした。。

  実はイタリアのお向かいの国です。
 アドリア海を挟んで東側の沿岸部と北部の内陸部から成ります。

 イタリアの水都ベネチアはクロアチア北西部からは、目と鼻の先です。クロアチアの沿岸部がベネチアに支配された時代もありました。

 クロアチアは日本の九州と四国を合わせた位のの面積の国で、人口は410万人です。

 古代ギリシア時代から定住民族が存在したそうです。ギリシャ、ローマなどの支配下の時期もあり、その時代の遺跡が残っています。
 南スラブ民族である現在のクロアチア人は、6世紀頃にバルカン半島に定住しました。
 フランク王国、東ローマ帝国、ヴェネツィア共和国、ハプスブルク君主国などの支配下の後、ユーゴスラヴィアの一部となりました。

  今回のツアーでは、トルコ航空でイスタンブールからまずスロベニアに入りました。
  そしてスロベニアから南のクロアチアを訪れ、アドリア海沿いに南下して、最後がドゥブロヴニクでした。
  このページでは逆の順序でご紹介します。


ドゥブロヴニク

 「アドリア海の真珠」とも謳われる美しい街並みの観光地で、クロアチア観光のハイライトです。
 町の起源はローマ帝国時代に遡りますが、歴史的に海洋貿易で栄えた都市国家でありました。
 城壁せ囲まれオレンジ色に統一された屋根の旧市街は、世界遺産に登録されています。



 高い城壁で完璧に囲まれた旧市街には、入口は2か所のみです.
 その城壁を一周すると約2qですが、結構階段などもあり1時間少しかかりました(入場料は35ユーロと高め)


 街のすぐ後ろのスルジ山にはロープウェイが架かり、街を見下ろす展望台や展望レストランが人気です。
 その城壁を一周すると約2qですが、結構階段などもあり1時間少しかかりました(入場料は35ユーロと高め)



プリトヴィツェ湖群国立公園

 ボスニアヘ・ルツェゴビナ国境に近いプリトヴィツェ湖群国立公園は、大小16の湖といくつもの滝による幻想的な景観で有名な世界遺産です。

 今回の旅行で私が一番楽しみにしていた訪問地です。
 大小16の湖がどうして階段状に繋がっているのか、不思議に思っていました。
 一番上の湖の標高は640m、一番下の標高500mの湖まで滝で繋がります。


 この辺り一帯はカルスト地形で、石灰岩で覆われています。
 湖の湧水には多くの石灰分が含まれています。
 そのため湖の縁は石灰分が沈着し、1年に1pずつ高くなり隣の湖との落差ができます。
 また石灰石で濾過されて水は清み、エメラルドグリーンの美しい色となります。

 プリトヴィッチェ国立公園の案内板
 各国語が並んでいますが、ヨーロッパばかりです。




 
プリトヴィツェ国立公園にあったカエルの標識。
 カエルに注意というのは分かりますが、轢き殺さないようにというのか、轢いて車がスリップしないように注意かどちらでしょうか?





コルチュラ

 コルチュラはアドリア海に浮かぶ小さなコルチュラ島の古い街で、城壁に囲まれた要塞都市です。
 ここはマルコポーロが生まれたとされている館のある街でもあります。


 マルコポーロはベネチアの商人ですが、生まれた所ははっきりしません。
 この島には生まれたという館があり、博物館になっています。




スロベニア

 スロベニアはクロアチアの北側に位置し、西はイタリア、北はオーストリア、東はハンガリーと接していて、旧ユーゴスラビアでは最も早くECに加盟した国です。
 面積は日本の四国位で、人口は約200万人です。
 首都のリュブリャナ、美しいブレッド湖、ポストイナ鍾乳洞を訪れました。

リュブリャナ

 旧市街は古い落ち着いた街並みが魅力で、市場なども活気があります。


 真夏なのに色とりどりの紫陽花が並んでいました。
 下の中央の果物は珍しい平べったい桃です。



ブレッド湖


 絵のような素晴らしい景色といわれる美しい湖で、アルプスの瞳と称されるます。
 湖に浮かぶ小島にはバロック様式協会があり、毎週礼拝が行われています。
 また湖畔の100mの断崖の上には、ブレッド城がその姿を見せています。




ポストイナ鍾乳洞

 スロベニアのアドリア海沿岸から少し内陸に入ったカルスト地方は、石灰岩に富む地質でカルスト地形の語源です。
 ポストイナ鍾乳洞はヨーロッパ最大とも言われる鍾乳洞で、長さが約27qあるそうです。
 見学路はまずトロッコ列車で2qほど奥に進み、約90分の歩行によるツアーが始まります。





 グルメ紀行

 クロアチア、スロベニアの料理は、内陸部はオーストリア、ハンガリー料理の影響を、沿岸部はイタリア料理の影響を受けています。
 食材としては野菜、果物が豊富で美味しく、ブドウ畑、オリーブ畑をあちこちで見かけました。
 アドレア海のシーフードはもちろんですが、トリュフやハチミツの産地でもあるそうです(お土産に買いました)。

 今回一番美味しかった仔牛肉の料理、特産品でもあるチーズ。ミンチ肉だけがぎっしり詰まって硬くて食べにくかったハンバーグ、日本のチキンライスそっくりな付け合わせ。



 鱒の塩焼き、シーフードの前菜、シーフードスパゲッティ



 ドブロヴニクで食べた小さい烏賊のソテー、中央は牛肉や鶏などのソテー、こちらでは付け合わせにポテトがよく出ます。デザート。





  クロアチアの救急車は黄色でした。


 クロアチアのワインは赤、白ともにレベルの高いものでした。
 ドゥブロヴニクの近くのワイナリーを訪れ、いろいろ試飲させていただきました。

 クロアチアにはこんなお店もありました。








日医ジョガーズのHPはこちらです。


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