今回の”What's New ”のコーナーでは、名古屋マラソンフェスティバルの名古屋ウイメンズマラソンと、今年で33回を数える老舗の篠山マラソンの模様をお伝えします。


 名古屋ウイメンズマラソン2013

 名古屋マラソンフェスティバルは、名古屋ウイメンズマラソンと名古屋シティマラソンの総称です。名古屋ウイメンズマラソンは世界選手権の選考レースも兼ね、16,000人の女性ランナーが参加しました。
 一方名古屋シティマラソンはハーフマラソン、10km、ファミリーランがあり、男女共に参加できます。第2回大会となる今年は、3月10日に開催されました。

 コースは名古屋ドームをスタートし、環状線を南下して戻ります。桜通を西に走り名古屋城の北方まで行って、再びドームに戻るフラットなコースです。

 今回のウイメンズマラソンでは、ランニングドクターの場合は男性でもOKとなりました。



 スタートして約10㎞まで真っすぐ南下して折り返しますが、その途中で先頭集団とすれ違います。集団の中で小柄で目立つのが、野口みずき選手でした。
 環状線と呼ばれるこの御器所通は幅が広く、また電柱が取り除かれています。
 全体に道幅が広く、走りやすいコースと言えます。

 名古屋のメインストリートの桜通では応援が賑やかです。テレビ塔前を過ぎて伏見通に入ると、すぐにハーフのゴールの白川公園です。




 名古屋城を左に見て、市役所と県庁前を通過して最後の折返し点に向かいます。
名古屋名物ういろうのエイドが折返しの後にありました。


 ドーム前の最後の頑張り所です。ティファニーのペンダントを持った、タキシード姿ののイケメンにすぐ会えるところまで来ました。
さすがにピンクの絨毯と風船のフィニッシュゾーンは、男性のドクターランナーには気恥ずかしい思いの場所でした。

 今大会はスタート時には気温が高く、昼前に前線が通過して一気に気温が下がりました。幸いに雨は大したことはありませんでした。筆者も21㎞付近で倒れた女性と遭遇し、結局救急車を呼んで病院に搬送してもらいました。低体温症によるものと思われます。しかし全体を通じては、大きな事故もなく無事に終了したそうです。



第33回篠山ABCマラソン

 関西ではマラソン大会の草分け的な大会で、今年で33回を数えます。
 昨年心肺停止の事故が起こりましたが、幸いにレースに参加していた篠山市のドクターがすぐに処置をして救命されました。救護所だけでなくコース上にもランニングドクターの配置の必要性が認識され、今年から日医ジョガーズが医療支援することになりました。
 また一般参加のドクターでも協力して頂ける方にはドクターランナーのワッペンを貼って、走ってもらうことになりました。

 3月3日晴れ渡った青空の篠山の街ですが、うっすらと雪が積もっていました。篠山城の大書院の屋根も雪化粧です。


 コースは篠山城の前をスタートし、市街地西部を巡ってから中心部に戻り、次に東部の山の方を往復します。これまで何回かコースが変更され、その度に市街地の部分が増え、山間部が減って走りやすくなりました。


 コース上にはしし汁(豚汁の豚の代わりに猪肉を入れたもの)エイドが、2か所あります。これを楽しみに毎年走るランナーも少なくありません。

 下は篠山の街が見えてくる辺りの最後の上り


 丹波の小京都とも呼ばれる篠山は、落ち着いた街並みとグルメの街です。
ゴール会場にはいろいろな食べ物のブースが並び、街中にはボタン鍋、蕎麦、鯖棒寿司などのお店がランナーを待っています。