今回の”What's New ”のコーナーでは、日本で唯一の都市型大型女性マラソンの名古屋ウイメンズマラソンをお伝えします。完走賞のティファニーのペンダントの他にもいろいろな魅力がある大会です。また先日お伝えした人気沸騰の東京マラソンも、引続き掲載します。


名古屋ウイメンズマラソン2014

○最初にクイズです。
 名古屋ウイメンズマラソンでは、前もって郵送されたナンバーカード引換証を持って受付会場に行き、ナンバーカードを受け取ります。その際に身分証明書が必要ですが、以下の物の中に一つだけ証明書としてダメなものがあります。どれでしょう? (ヒントが最後にあります)
1運転免許売証  2健康保険証 3パスポート 4住民票

 今年で第3回目の名古屋ウイメンズマラソンです。
 参加者が15000名に増え、昨年からランニングドクターとして男性も参加するようになりました。


 スタート前にはタレントが会場を盛り上げ、完走賞のペンダント渡し役のイケメンがハイタッチをしてくれます。スタートゲート付近も華やかなムードです。


 この日は天候に恵まれ、青空の下を快調に走ります。6㎞付近で折り返してきた先頭集団と出会いました。(コース図はバックナンバー、名古屋ウイメンズマラソン2013参照) こちらが折り返した12㎞付近では、反対側を走るハーフマラソンの男性集団が見えます。コースわきのピンクのコーンもウイメンズならではです。


 ハーフマラソンのフィニッシュ地点を過ぎると、いよいよ後半です。この先で最初の給食エイドがあります。しばらくすると名古屋城が見えてきます。


 この大会には20㎞を過ぎると、救護所の他にセルフコンディショニングステーションが設置され、エアースプレーが用意されています。30㎞手前で、日医ジョガーズの先生が足のトラブルの患者さんの処置をされていました。ご当地名物エイドは青柳ういろうです。


 いよいよゴールです。ティファニーのペンダントをタキシード姿のイケメンから貰えます。カラフルなゴール会場には華やかな雰囲気で一杯です。
 写真中央の下ではイケメンと一緒に完走証を持って記念撮影です。しかしフィニッシュゲート裏では、救護班が車椅子を並べて待機しています。


 ゴール会場のナゴヤドーム内ではいろいろな完走賞の品々が贈られます。水色の小箱がたくさん並んでいますが、これが例の物です。


 私は今年もコース上で倒れた女性と遭遇しました。意識が朦朧として手足が冷たく、脈拍が弱くなっていました。おそらく低体温症と脱水、疲労によるものと思います。
 救急車を呼び、病院に救急搬送してもらいました


 クイズのヒント; まず身近にあるものから順に性別の欄をチェック


東京マラソン2014

 東京マラソンには他のマラソンでは味わえない ”” があります。
 年を追ってその華やかさは洗練されると同時に、マラソン大会というエベントを通じて東京が一つになる日と進化してきました。


 今年の参加Tシャツには ”The Day We Unite" の文字が描かれています。今回も日医ジョガーズの医師40名がラニング・ドクターとして医療支援に参加しました。

 

  私達ランニング・ドクターは10㎞地点の日比谷公会堂前からコースに入り、ゴールまでを走りながら救護活動をします。
  左は公会堂でのスタート前のミィーティング風景、(中)ズラッと並んだ自転車AED隊自転車の前には雪の塊がありました。右はコース脇で出番を待つランニング・ドクター


  今年の大会には3万5千人のランナーが参加し、沿道では昨年の130万人を上回る人達が声援を送って盛り上がりました。中でも賑やかだったのは銀座と浅草です。


  東京マラソンの人気が高い理由はいろいろありますが、その一つは暖かくそして華やかな応援と声援です。


  コースが東京の中心部を走りますので、走りながら東京見物ができるのも魅力のひとつです。写真は東京タワー、東京スカイツリー、新しく建て替えられた新歌舞伎座。


  東京マラソンに多くのボランティアが、いろいろな部署で選手を暖かくサポートし、笑顔で選手励ましてくれます。また私設エイドもたくさん出て、嬉しい限りです。


 高速道路の案内板にも選手を励ます表示(左)、佃大橋を過ぎると東京ビッグサイトのゴールまで残り6-7㎞です(中)。
 私が指示されたゴール到着時間は、午後3時10分でした。スタートから6時間以上です。この時間帯のランナーには、やっとたどり着いた感激のゴールです(右)


 

 昨年4月のボストンマラソンでは、爆弾テロがありました。今大会ではそれを教訓に、本格的なテロへの取り組みが行われました。
 その一つが救護関係者を対象とした特別講習会です。爆風創の講義や爆発時のトリアージなどの話がありました。
 大会当日には私達ランニング・ドクターは創傷処置用の手袋を各自用意し、救護本部からは止血用ゴムと三角巾が支給されました。

 また今年の東京マラソンでは、ランナーのマナーアップ宣言も出されました。