高野山町石道(ちょういしみち)をご存知でしょうか。九度山からの高野山への表参道で、弘法大師が開かれた道と言われます。その途中に日本の里百選のひとつ、天野の里があります。こちらに移転された大阪大正の蕎麦の名店、凡愚さんを、今回の”What's New ”のコーナーでご紹介します。青島太平洋マラソンも引続き掲載中です。


あまの凡愚さん蕎麦マラニック

  世界遺産に指定されて人気の高い高野山ですが、町石道と呼ばれる表参道があることを、私は最近になってようやく知りました。
 真田幸村で有名な九度山の慈尊院から高野山まで、1町(109m)毎に石塔が180基建てられていいます。弘法大師の時代は卒塔婆の木製だったそうで、鎌倉時代に今の石塔になりました。

 町石にはその番号と、梵語が彫り込まれています。
 最初の町石(下)、即ち180番の町石は慈尊院の中にあります。

 町石は1町毎の道しるべですが、道標もしっかり設置されています。
 慈尊院からすぐに登り道となり、少しずつ山道になります。
 登り坂が一段落すると展望台があり、下を流れる紀ノ川が一望できます。
古くなって朽ち果てた町石の横には、新しい町石が建てられています。
 

 第120番町石地点に二つ鳥居があります。ここから丹生都比売神社(世界遺産)や凡愚さんのある天野の里に下る道が分かれています。
 鳥居は丹生都比売神社に祀られている丹生都比売神と高の明神を、遥拝するためのものだそうです。

  遥拝するた九度山駅から走ったり上ったりすること2時間、天野の里に着きました。
  木の枝に架けられた暖簾の奥に、あまの凡愚さんがありました。


 あまの凡愚さんではあまのスペシャルのコースをいただきました。
 地元の季節の野菜を使った料理から始まり、有名なうどんのような太切りそば、手引きそば、細切り変りそば、そばがき、鴨汁そばと続きま。


 左上の太切りそばは、刺身のように塩やわさび醤油で食べるのが、私の好みです。


 手挽きそば、そばがき、おろしそばです。手挽きの横のお酒は、大阪の時と同じく天野酒です。


 ロールキャベツ、鴨汁そばと続き、デザートはそばシフォンケーキと自家焙煎のコーヒーまたはハーブティーです。


 テラスの置かれた動物の置き物の口の中に、緑色のカエルが棲みついています。

 昨年10月に訪れた時には、庭に珍客が姿を見せてくれました。
 狸かと思いましたが色が白く、狸には悪いですが上品な感じでした。
 アナグマだそうです。

 遥拝するたあまの凡愚さんは予約制で、コースは3種類です。
 折角遠くから来てもらって売り切れでは申し訳ないとのことで、予約制にされているそうです
 交通機関は車のみで、他は自分の足のみです。




第29回青島太平洋マラソン

 青島太平洋マラソンは毎年12月初旬に開催されます。この時期は天候がいつも安定して、冬でも比較的暖かい大会なので気に入っています。
 この日もスタート時は曇って少し肌寒い状態でしたが、徐々に晴れてきました。


 

  宮崎市の南にある宮崎総合運動公園がスタート、ゴール会場です。
 スタートすると熱帯樹の国道を走り、宮崎市内のメインストリートを抜けて宮崎神宮で折返しま
す。
 途中で今では名所となった県庁(下、左)や、市役所(下、中)の前を通ります。




 スタートから32㎞の時点で一度総合運動公園に戻り、ここから青島ビーチに沿って海辺の往復コースです。
 道幅は狭くなりますが、トロピカルロードと呼ばれるこの道は、大会の呼び物の一つです。
 青い海と白い波のコントラストが見事です。


 
 青島のエイドでは地元日向夏みかんゼリーが振る舞われました。
 ボランティアの女子中学生から、「お土産にたくさん持って行って!」と言われました。
 エイドに着いたのは遅かったのに、まだまだ一杯ありました。

 ゴールでは完走記念のマンゴージャム入りメロンパンが振る舞われました。
 このメロンパンは、前に参加した時にはありませんでした。
 面白い味でした。