ニュージーランドに移住した友人が、美しい自然の写真をよく紹介してくれました。一度訪れたいと思っていたのですが、今回ようやくその願いが叶いました。念願のマウントクックも見ることができました。今回の"What's New"ではその旅の様子をご紹介します。


ニュージーランド2019-2020

 今回の旅行で一番楽しみにしていたのは、マウントクックを見ることとミルフォード・トラックを歩くことでした。
 マウントクック
はニュージーランドを象徴するこの国の最高峰で、富士山と殆ど同じ高さの端正な山容をしています。
 
しかし恥ずかしがり屋とか内気な山とか言われるように、なかなかその姿を見せてくれないそうです。

 幸いにして朝日に輝くマウントクックと、夕陽を浴びたマウントクックを見ることができました。

 マオリ語でアオラキと言い、ニュージーランドではアオラキ/マウントクックと呼ばれています。
 富士山より50mほど低いのですが、マウントクックの登頂者数を聞いて驚きました。何と年間わずか50数人です。
 一年中雪と氷に閉ざされたこの山には多くの登山者が挑みますが、登頂に成功するのはごく一部だそうです。
 天候の運もありますが、非常に高度な登山技術と、何よりスピードが要求されます。
 夜中から登り始め昼までに登頂しないと、無事に下山することができないと聞かされました。
 おまけに麓まではヘリコプターをチャーターしなければならないので、財力も必要とガイドが言っていました。

  マウントクックにはいくつかの氷河とその下には氷河湖があります。ガイド付きツアーでその一つのフッカー氷河湖までを歩きました。


 国立公園内の唯一のホテル、ハーミテージに泊まりました。日本で言えば上高地帝国ホテルのような存在で、ニュージーランド人憧れのホテルだそうです。
確かにホテルのラウンジから見えるマウントクックは最高でした。


 ミルフォード・トラックは世界一の散歩道と言われ、テ・アナウ湖からミルフォード・サウンドまでの全長54㎞の森を歩くコースです。
 通常3泊4日で歩くこのコースを1日だけ歩き、その雰囲気を味わいました。

 まず湖を船で30分位走りスタート地点に向かいます。1日2往復だけのこの船の定員が、ミルフォード・トラックに入れる人数です。

 船を降りると靴の消毒をしてから上陸です。

 道はよく整備されています。美しい森の中を歩くのは快適です。


 昼食を摂ったロッジの食堂はこんなでした。

 ニュージーランの紙幣には全てに鳥が描かれています。
 これは島ができて最初にやって来たのが鳥だったからだそうです。因みに最初にやって来た哺乳類はコウモリだそうです。

 5ドル札の表に描かれている人物は、エドモンド・ヒラリー卿です。エベレスト初登頂に成功した彼はこの国の人です。
 ハーミテージホテルにもヒラリー卿の像(私の後に小さく写っている立像)があり、マウントクックを見つめています。


 7年前に地震があり、日本人留学生も犠牲になったクライストチャーチも訪れました。
 英国風の美しい街ですが、まだ街のあちこちに地震の痕が見られました。


 ニュージーランドの人はビール好きが多いそうで、本当にいろいろはクラフトビールが楽しめます。
 英国風のパブも多く、旅行中に各種のクラフトビールを楽しみました。


 こちらのパブに書かれたビールのメニューです。36種類あります。
 またニュージーランドには日本にない日本のビールもありました。


 ニュージーランドのグルメはラムとビーフとシーフードです。
 どこのレストランでも食事は美味しく、外れることはありませんでした。
 またニュージーランドのワインも素晴らしいもので、葡萄は赤がピノノワール、白はシャルドネとスービニオン・ブランです。



写真はオイスター、シーフード・プラッター、ラム・ランプとイカフライのサラダ、ビーフ、ラムチョップのサラダ、サーモンパイとサツマイモのフライのサラダ

 オーストラリアでは大規模な森林火災が起こり、大変なことになっているとニュースが伝えています。
2000㎞離れたニュージーランドを旅行中に、その影響で空が赤くなる事態を経験しました。

 

 今回の旅行ではニュージーランド航空を利用しました。機内設備や食事も良く、快適な空の旅でした。